初LCCで行く一泊二日上海旅行 その1
かれこれ10数年前、激安ツアーで訪れた上海。
あまりにも慌ただしい旅程のツアーだったのを思い出す。
空港からリニアモーターカーに乗り、そこからバスに乗って色々な場所へ連れまわされあれ買えこれ買えのオンパレード。激安ツアーのカラクリを体感したのだった。
当時の上海、かなり開発が進んでいたとは思うのだが今ほどの高層ビル群はなかったと思う。
東方明珠電視塔の展望台から見た景色を思い出すと、タワー周辺は造成中で今後高層ビルが建ち並ぶと説明を受けた記憶がある。
今後の中華人民共和国は、破綻の一途をたどってゆくのかどうかはわからないのだが、今のうちに行っておこうかと気まぐれで思いついたのだ。
実は友人からLCCだと、往復15,000円ほどで上海行けるぞとのお誘いがあった。彼は諸事情により行けなくなった為、ぶらり一人旅を決め込んだ。直前になって職場の同僚が参加表明し、ぶらり二人旅となった。
地元の空港からは中国東方航空上海便が就航している。お隣の県の空港からは中華人民共和国初のLCC「春秋航空」が就航しているのだ。
旅程は2日間、繁忙期に連休を取るのは2日が限界。
悩んだ、大いに悩んだ。
地元からの便は40,000円ちょっと、隣県からだと15,000円強+空港までの往復6,000円弱。しかも後者だと復路は早朝。
まあ、何事も経験だLCC童貞を卒業してやろうではないかと、一念発起して適当に計画した旅。
「春秋航空で行く、全聚德で晩飯食って上海东锦江希尔顿逸林酒店に宿泊する24時間未満の旅」
ホテルはヒルトンのステータスマッチ申請前で、と言うかステータスマッチすら考えが及ばなかった時にホテルを探した訳で、立地は微妙か絶妙かと言うと微妙な感じで…。
何もかも適当に決めて、適当にオンライン予約。
ダブルツリーbyヒルトン上海浦東|ダブルツリー・バイ・ヒルトン
手荷物は機内持ち込みサイズ範囲内のボストンバッグ一つ。
LCC全般に言えるのかもしれないが、春秋航空の手荷物に関してサイズと重量の規定はとても厳しい。
パンツ・シャツ・靴下・ハンカチ・iPhone・iPhoneの充電器・パスポート・財布・手帳。荷物はこれだけ。
ちょっと大阪の友達と飲んで泊まって帰ってくるよ的な装備なのだ。
ちなみに中華人民共和国のインターネット接続は、金盾でGoogleもLINEも使用できない。
私は敬虔なdocomoユーザー。国際ローミングでインターネット接続をして金盾を回避した。
3月末まで海外1dayパケがデータ使用量制限なしのキャンペーン中なので、これを使わない手はない。
World Lucky Spot キャンペーン実施中!ツイートして海外旅行や旅行応援グッズを当てよう!
実際はGoogleマップより百度地図の方が中国に限り使い勝手が良かった。Googleマップでは、ストリートビューが使用できないのだ。
中国語が話せない私は「ダブルツリーホテルbyヒルトン上海浦東まで連れてけ」 「上海公共交通カードを150元分チャージして売ってくれ」等と中国語訳をした文章をパワーポイントで見やすく作成し、スクリーンキャプチャしてiPhoneに保存。自分でも段取り良すぎて気持ち悪かった。
つづく
Hilton Honors の策略に乗る
「最低価格保証」
この言葉に弱い気がする。
ヒルトン公式サイトで予約すれば、最低価格保証をしてくれるのだと言う。
今年2月初頭、ひょんな事から東京ディズニーリゾートへ行く事となり、周辺ホテルを探してみた。
どのホテルもオフシーズンは思った以上に宿泊費が安かった。
TDLオフィシャルホテルで目移りしてしまったが、上記にある「最低価格保証」のワードだけでヒルトンに決めてしまったのである。
他もベストレート保証はやってるみたいなのだが、何か引き寄せられるものがあったのかもしれない。
ヒルトンの会員「Hilton Honors」に登録し、iPhoneにアプリをインストールしてログイン。
航空会社のそれと同じようなものだった。
職場の福利厚生で一休.comやExpediaのクーポンがもらえる機会があるので、それらをよく利用していた。正直、得なのか損をしているのか、よくわからないまま利用していたのだが、今回は「最低価格保証」の言葉に乗ってみることに。
ホテルはヒルトン東京ベイ。せっかくなので、セレブリオセレクトをチョイスした。
俗に言う「エグゼクティブフロア」に位置する部屋なのだろう。
宿泊前日、アプリでデジタルチェックインを済ませた。
東京ディズニーリゾートウェルカムセンターに荷物を預けカードキーを受け取る。荷物は部屋に運んでくれているとの事。
素晴らしいシステムじゃないか。そのままディズニーシーへ。
なんの罰ゲームなんだか、極寒の中歩き回ったディズニーシー。寒さのあまり、唇が紫色になり震えから歯がカチカチと音を立てていた。(大袈裟)
やっとの思いでホテルに到着。
部屋に入る前に寒さに震えながらラウンジを覗いてみた。
ラウンジのお姉さんは、我々を暖かく迎え入れてくれスパークリングワインを何度も何度もグラスに注いでくれたのだ…。
言われるがままに飲む私がいけないのだが、いい感じに酔えた。
ラウンジでは、なにか我々にできることはないのかと言わんばかりに遠回しに色んなことを質問してくれる。
それを彼女はラウンジで寛ぐ様々なお国の方々へ向けて何カ国語かでソツなくこなしている。
ええなホテルのラウンジって。
朝ごはんもラウンジでいただき、空港までのバスの手配やチェックアウトまで我々は座ったままで片付けてくれた。
2月のTDLは極寒の荒業だったのだが、ヒルトン東京ベイで過ごした時間は快適で良い思い出になったのだ。
待てよ、どこかの記事でヒルトン会員のステータスが上がれば安い部屋で予約してもラウンジが使えるとか書いていたような気がする。
ヒルトンダイヤモンドにステータスを上げるには、年間30回宿泊または60泊または120,000ベースポイント…。出張族ではないサラリーマンの私には無理。
よって色々と調べ、先人の真似をさせてもらいステータスマッチ申請中。
90日以内に8泊で2年間程度ダイヤモンドでいられるみたい。
宿泊カウント稼ぎに、無理からのヒルトン前提旅行を計画してみる予定。